人間は年を取ると体のあちこちに老化が見られるようになりますが、
老化が顕著に出る体の部分に「ひざ」があります。
膝の痛みを抱える中高年の方は結構な割合で存在します。
この痛みのメカニズムを簡単に説明すると、ひざには太もも部分の骨と
スネ部分の骨をつなぐ部分に当たります。
ここに骨と骨のクッションとして軟骨があります。
この軟骨が磨り減ってクッションとしての機能が低下してしまう事によって
起きるのが「ひざ痛」になるのです。
軟骨の磨耗は老化だけでなく肥満によって膝部の負荷がかかり過ぎる事も
理由になります。
ひざの痛みと言えば単純に塗り薬を思いつきます。
一般的な塗り薬はインドメタシン配合ですが、
この成分は消炎剤で痛みを押さえてくれますが根本の解決にはなりません。
グルコサミンとコンドロイチンといえば、関節炎のための成分として
知られています。
<グルコサミン>
グルコサミンは人間の体内にもある成分で、
軟骨や爪に皮膚や靭帯といった部分の構成成分です。
動植物の体内にある物質で、アミノ酸の一種です。
体内でグルコサミンを合成する力が年齢と共に弱くなってしまう事から、
グルコサミンを新たに摂取する事で補えばひざの軟骨を助け、
動きやすくすることができるのです。
グルコサミンはカニやエビなどの甲殻類や、
植物だと山芋のねばっとした部分に含まれています。
<コンドロイチン>
コンドロイチンも同じく動植物の体内にある物質ですが、グルコサミンが
アミノ酸の一種であるのに対してコンドロイチンはムコ多糖類の一種となります。
どちらも軟骨を構成する成分の中にあって欠かすことの出来ないものですが、
いずれも若い時をピークに体内での合成力が弱まっていく特徴があります。
つまりこれこそが中高年齢者にひざの痛みが多いことの根本的な理由なのです。
足りない分は食品で補っていれば減少も食い止められますが、
食生活で補いきれなかった場合に軟骨の磨耗は避けられなくなります。
グルコサミンとコンドロイチンはよくセットで語られますが、
それはこの二つを同時に摂取する事で関節の痛みに対する効果が上がるためです。
どちらも体のための栄養素ですから、医薬品ではなく健康補助食品という形で
経口摂取する事になります。
ただ、薬ではありませんから数日で効き目が現れるという類のものでもありません。
グルコサミンで軟骨を作る手助けをし、コンドロイチンで軟骨が分解されるのを
抑えるという働きでひざの組織を正常に戻していく事で痛みを無くします。
効果が出たと感じるまで8週間程度というデータがありますので、
服用の際にはこの期間を目安に飲み続けるようにしましょう。
美容成分としてはコンドロイチンの方が知名度が高いのですが、その働きをより
活性化させるのがグルコサミンである事から同時に摂取する事が望ましいとされています。
ですから、肌の保湿やアンチエイジングとして美容目的としても
注目されるようになってきているのです。
その場合は、ヒアルロン酸やコラーゲンといったその他の美容栄養素と
同時に配合される事が多いです。
この二つと相性のよい美容成分がヒアルロン酸です。
このヒアルロン酸も、先の二つの成分と同様に人体内に存在する成分の一つです。
ヒアルロン酸もまた加齢と共に減少し、肌のツヤが衰える原因となります。
ですから、これらの成分は肌においてはハリやツヤを生み出し、関節にあっては骨と骨の
クッションとなり人体の動きをなめらかにする実にマルチな成分と言えます。
女性などでは、関節の痛みを抱え始める頃には同時にお肌の悩みもある場合が多いので、
そうした年齢層に勧められるサプリメントにはこれらが配合されています。
美容目的のサプリメントだと、ヒアルロン酸が前面に押し出されて
それにグルコサミンやコンドロイチンを付加した形になります。
ヒアルロン酸はコラーゲンと同時に配合されている事が多く、
この場合は美肌を目的としたものになります。
これに保水力を増すためにコンドロイチンが加わったものがよく見られます。
サプリメントの内容は、製品によって成分も配合割合も違ってきます。
ひとつひとつの成分の効能を知っておけば、自分の目的に合った
サプリメントを探し出す事ができます。
逆にその点を抑えておけば、表書きの美容向けや健康向けといったものに
迷わされる事も少なくなると思います。
栄養補助食品として様々な種類のサプリメントが売り出され、
日常的に飲んでいる人も増えてきて珍しい事ではなくなりました。
美容や健康のためのサプリメントが多くを占める中、
痛み対策として知られているのがグルコサミンやコンドロイチンといったサプリメントです。
関節炎のためのサプリメントとして売られているものには、
必ずこの二つの成分が含まれています。
グルコサミンは主にカニやエビなどの甲殻類から抽出されるアミノ酸の一種です。
コンドロイチンは糖類の一種で、サメ軟骨から抽出されるものがよく見られます。
この二つを同時に摂取する事で加齢によってすり減った関節部分の軟骨が
分解されるのを阻止し、再生の手助けをします。
グルコサミンとコンドロイチンの相乗効果が高い事から、
一般的にサプリメントでは配合されて売り出されている場合が多いです。
また、コンドロイチンの単独成分でのサプリメントはありますが、
グルコサミンだけのサプリメントというものはありません。
関節炎のためのサプリであれば、カルシウムといった骨のための栄養素も
含まれている商品もあります。
軟骨部分だけでなく、骨全体も強化していこうとする考えです。
また、コンドロイチンは美容サプリ成分としても用いられる事から、これらの二つの成分に
コラーゲンやヒアルロン酸を加えて美容のサプリメントとして売られている場合もあります。
いずれにせよ、この二つの成分が関節炎に対して有効だというのは実証されているのですが、
サプリメントの性質上、一定期間以上服用を続けなければ効果は期待できません。
その期間は程度にもよりますが、痛みを感じる程度の軽度段階であれば1ヶ月程度、
正座が出来ないような状態であれば4ヶ月程度、重症になると半年以上は服用を続ける
必要があるとのデータもあります。
飲めばすぐ治るというものでもありませんが、飲み続けることで確実に関節のための
成分を取り込んでいるわけですから、焦らずに服用していきましょう。
グルコサミンとコンドロイチンの理想的な分量は5:4と言われています。
サプリメントの中でも配合量はまちまちなので、自分の摂取するサプリメントは
どういった配合割合になってるかも気をつけてみましょう。
この二つの成分は加齢と共に体内で合成されにくくなる成分でもありますから、
痛みを感じない場合でも予防として飲んでおくと安心です。
通常の食生活では一定量を取り続ける事が難しいので、そういう時にはサプリメントで
上手に補助して日々の健康に役立てていきましょう。